【DJIドローン比較】DJI Air 3・DJI Mini 4 Pro・Mavic 3 Pro|用途ごとおすすめ機種

DJIのドローンを購入したいが、、どれも10万以上するし、買った後に後悔したくない。

・・・比較表って言われても、結局どの数値を見て判断すれば良いか分からない。


DJIドローンは高価で、頻繁に買いかえないので、慎重に選びたいですよね。

公式サイトでも機種ごとに比較はできますが、

「結局何を見ればよいのだ」と、悩まれている方向けに本記事を書きました。



まず比較する前に日本と海外で航空法が異なるので、そこを理解した上でドローンを選択する必要があります。

※個人的に日本で利用する場合、miniシリーズのメリットが10分の1程度になります。



本記事では、みなさまが後悔しないでドローンを選べるように、

 ●どの項目をどうやって比較すればよいのか

 ●どのドローンがどういう目的の人におすすめか

 ●それぞれの比較項目の意味

について解説していきます。

この記事で解決するお悩み
  • 日本と海外の航空法の違いでDJIドローンを選ぶ基準が変わる
  • DJIドローンの項目ごとの比較
  • DJIドローンのおすすめの機種
  • DJI公式サイトに掲出された比較項目解説一覧


この記事の著者

管理人

とり部長|マーケター

プロフィール

ガジェットいじりが趣味の年間約10個のサイト(1~800万PV/月)の運営担当している分析とメディア戦略が得意なマーケター。【自己紹介】▶学習院大学卒業▶経営学修士(MBA)▶広告運用経験5年▶現在7目の会社員マーケター

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DJIドローンを比較する前に|日本と海外の航空法の違い

DJI miniシリーズの全ての重さが、なぜ 『249g 未満』と表記されているのに疑問を持ちませんか。


実は日本の航空法ではドローンの登録義務は、100g未満と以上で区分けされていますが、

海外(アメリカ・イギリス・中国等)の航空法では、250g未満と以上で区切られているからです。


要すると海外では、DJI mini シリーズは「申請不要・買ってすぐに使える」もメリットになります。

しかし日本で使用する場合、DJI miniシリーズのメリットが「持ち運び・コンパクト」だけしか受けられないのは、まずご注意ください。


参考:海外のドローン管轄サイト
●アメリカ→FAA(https://trust.pilotinstitute.com/

●イギリス→CAA(https://www.caa.co.uk/)

●中国→中国民用航空局


※韓国の規制はさらに緩いようです。多くの国ではドローン技術の拡大を目指して、規制を緩和しているようです。残念ながら日本は人口密集率が高く、安全第一の風土もあり、ドローン後進国となっていそうです



機種ごとの比較の前に、そもそもDJI以外ってどうなの?という部分を解説していきます。

DJIドローンとは|世界シェア1位の中国ドローン企業

DJIは世界でも市場シェア76.1%を獲得する中国の企業です。なんと、日本でのドローンのシェアは約9割ともなります。

他にはカメラやジンバルなど、撮影する機材を販売しております。

財務省の公式ホームページによると、2位インテルの19倍以上のユーザーを抱えております。

引用元:財務省ホームページ

国内企業ではSONY・NTT・ヤマハなどもドローンを発売しておりますが、主に農薬散布用で、空撮等で使われることはありません。


2024年現在の国産ドローンは、スペックに対して価格が見合わないので、あまりおすすめはしません。



また皆さんが操作方法や撮影方法を調べるのはyoutubeやSNSだと思うので、

4人の内3人が知っているDJIの方が、情報や体験談を調べやすいので、

今後の事も考えてDJIを選ぶことをおすすめします。





DJIドローン比較表|DJI Air 3 vs DJI Mini 4 Pro vs DJI Mavic 3 Pro

DJI公式ホームページを参考に、内容が異なる部分を抜き出した比較表を作成しました。

本記事後半に全ての項目についての説明を用意したので、

もっと詳しく知りたい方はDJI公式ホームページを見ながら本サイトを見てください。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
発売時期2023年7月2023年9月2023年5月
本体価格(税込)129,800円106,700円※261,800円
重さ720 g249 g未満958 g
最大上昇速度10 m/s5 m/s8 m/s
水平方向最高速度21 m/s16 m/s21 m/s
最大風圧抵抗12 m/s10.7 m/s12 m/s
伝送距離Max(電波干渉なし)MIC(日本):10 kmMIC(日本):10 kmMIC(日本):8 km
伝送距離障害物なし(強い干渉)約1.5〜4 km約1.5〜4 km約1.5〜3 km
伝送距離障害物があり(弱い干渉)約0.5~3 km約0.5~3 km約0.5~3 km
最大飛行時間46分34分45分(Plusバッテリー)43分
カメラ数2(広角+中望遠)1(広角)3(広角+中望遠+望遠)
広角イメージセンサー1/1.3インチ CMOS、有効画素数:48 MP1/1.3インチ CMOS、有効画素数:48 MP4/3型CMOS、有効画素数:20 MP
広角レンズ FOV82°82.1°84°
広角レンズ 絞りf/1.7f/1.7f/2.8〜f/11
広角レンズ シャッタースピード1/16000〜2秒1/16000〜2秒8~1/8000
最大動画ビットレート150 Mbps150 Mbps200 Mbps
光学ズーム1~3倍1倍1~7倍
デジタルズーム1~9倍1~3倍1~28倍
内部ストレージ8 GB2 GB8 GB
検知全方向デュアルビジョンシステム全方向デュアルビジョンシステム全方向デュアルビジョンシステム
DJIドローン比較表(一部抜粋) 引用元:DJI公式サイト





次にこの情報をもとにDJIドローンを比較していきましょう。

DJIドローンの比較基準|価格・操作性・機能性の3つ

ドローンのような高額な機械は『どのような用途で使う時の?』を調べないと、買った後に後悔することになりかねません。

現に私の知人でもDJI Mini 4 Proを購入した後、

私が以下の説明したあとに「3万の違いだったらAir 3にすればよかった」と後悔していました。


今回DJIドローンを比較するときに考えるべきことは

1,金額面|やりたいことに対して見合う金額→予算に対して、総額どれくらいか。

2,操作性|不安な事が発生しにくいか→操作がしやすく、事故を起こしにくいか。

3,機能性|やりたいことができるか →綺麗な写真や動画が撮影しやすいか。

とします。

これ以外の用途を気にされている場合は、本ページ最下部の比較項目一覧を参照いただきながら、

公式サイトでご確認いただくことをおすすめします。




ではこの3つの項目でDJIドローンの3機種(DJI Air 3/DJI Mini 4 Pro/DJI Mavic 3 Pro)を比較をしていきます。

比較項目① 価格|予算内で買いたい

おそらくご予算の関係もあると思うのですが、以下で一覧を付けます。

まずはどれを選択すればよいのかという部分をご紹介します。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
①本体価格129,800円106,700円※261,800円
②Fly More コンボ+57,200円+51,450円+90,200円
③DJI Care Refresh2年+22,000円+19,250円+47,300円
合計(①~③)209,000円177,400円399,300円
Amazon(最安値)DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
楽天市場DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro



どこまでオプションをつけるか悩まれている方

初心者は「本体+DJI Care Refresh2年(+バッテリー複数)」をつけることをおすすめします。

Care Refreshはドローンが墜落や回収不能になったときの新品交換してくれるため、いざという必要になる場合があります。

操縦が不慣れな場合や、下見なしで飛行させる場合など、リスクが高くなりますので、

壊れた後に後悔するよりも付属させておくことの方がメリットです。



後は「バッテリー+ケース(Fly More)」をつけるか、「画面付き送信機をつけるか(Mavic 3 Proを除く)」で考えます。


バッテリー+ケースをつけるか(Fly Moreコンボにするか)

バッテリーは長く飛ばすために複数持っておくことをおすすめします。

ドローン撮影のためにせっかく遠くに来たのに、1回の飛行で終了というのもったいないですし、

趣味や仕事でもそうですがバッテリーの不調などでバックアップを持っていないことリスクになります。



画面付き送信機をつけるか

判断基準は、ドローンを見ずに画面を見ながら操作する(目視外飛行)をどれだけやるかです。

基本的に画面なしでも、スマホで画像投影やミラーリングすれば対応可能です。

ただスマホ映像は若干の遅延、映像が見えにくい、設定変更がやりにくいため、

目視外飛行をやるのであれば画面付きの方をおすすめします。

ただ目視外飛行はドローンの免許を持っていないと違反になるので、

まだ免許を持っていない方は「なし」から始めてみてもよいかもしれません。



公式サイトより安くなる方法はあるか|公式 VS Amazon VS 楽天

現状どこで買ってもほぼ同じですので、ポイント還元率を見ながら買われるのがおすすめです。

時期によってキャンペーンがあるかもと思っている方も、残念ながらキャンペーンはございません。

以下はAmazonでDJI Air 3が発売した後の値段推移グラフですが、基本公式と同じで推移しております。

少し割引があるかもしれませんが、不定期で読めませんので、

ポイント還元狙いなら楽天かAmazonをおすすめします。

DJI公式での購入でも1%のポイントが貯まりますが、

DJIだけでしか使えないポイントとAmazonポイントだったら、Amazonを選びますよね。



10万以下で価格重視でDJIドローンを選ぶなら|DJI Mni 3がおすすめ

「初めての機種で、もっとお手頃のを買いたい」という方はDJI Mini 3 をおすすめします。

iPhoneやパソコンなど型落ち品をイメージが違いですが、2023年時点の最新Verです。


障害物センサーが付いていなかったり、カメラなどのクオリティは下がりますが、

動作自体はDJI Mini 4 Proと同等のスペックです。


練習機として買って、触りながらもう少し考えたいなという方はこちらがおすすめです。

おそらく型落ちで生産はそこまでしていないと思いますので、販売終了は近いかもしれません。







比較項目② 安全面|操作しやすく、事故を起こしにくいDJIドローン

安全面を重要視する方は『DJI Air 3』か『DJI Mavic 3 Pro』がおすすめです。

それぞれ安全面の項目を3つに分けて比較してみます。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
安全面総合評価
通信距離広範囲広範囲中範囲
風耐性強い普通強い
誤操作制御強い強い強い
Amazon(最安値)DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
楽天市場DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro

では、なぜこの基準なのか細かく見ていきましょう。

安全面の比較基準

安全面を考えるおいては「どんな事故やインシデント(危険なこと)」が発生しているかを知っている必要があります。

国土交通省が出しているドローンの事故等報告一覧から、事故原因を調べると、以下の理由が多いことがわかります。

1位 通信不良|電波が届かなくなり墜落する

 干渉物・突風などにより本体の制御がきかなくなり、RTH(離陸場所に戻る)機能が使えなくなるなど

2位 操作ミス|操縦者が操作を誤り墜落する

 後方不注意・視認出来ない物へぶつかり、そのまま制御が不能になる

3位 本体不良|途中で機体が動かなくなり墜落する

 急にローターが動かなくなる・バッテリが急激に0になる

実際にyoutubeで「ドローン 紛失」で検索すると、大体1位か2位の理由で紛失されている人が多かったですね。



比較する項目が分かったところで、比較指標ごとに見ていきましょう。

比較基準に対しての参考指標

通信距離  |伝送距離

電波がどれくらい届くかという項目ですが、DJI Air 3 / DJI Mini 4Proがわずかですが優れていますね。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
通信距離評価
Max(電波干渉なし)10 km10 km8 km
障害物なし約1.5〜4 km約1.5〜4 km約1.5〜3 km
障害物あり約0.5~3 km約0.5~3 km約0.5~3 km
テーマ比較表

風耐性   |重さ+水平方向最高速度+最大風圧抵抗

最大風圧抵抗は言葉の通りなのですが、その他二つを入れた理由は以下です。

 重さ→重いものと軽いものを突風の日に外に置いたら、飛ばされるのは軽い方です。

 水平方向最高速度→横風が吹いている中で動きやすいのは馬力が強い方です。

DJI Air 3とDJI Mavic 3 Proはほぼ変わらずですが、

2つに比べるとDJI Mini 4Proは風にあおられやすく、馬力も少ないので回避が難しそうですね。

現に先ほど紹介した事故実績を見るとAirシリーズは事故なしに比べて、miniシリーズは結構出ていますね。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
風体制評価
重さ720g249 g未満958 g
水平方向最高速度21 m/s16 m/s21 m/s
最大風圧抵抗12 m/s10.7 m/s12 m/s
テーマ比較表


誤操作制御 |検知システム

どれも優れておりますが「DJI Air 3」が遠くても測定範囲が広いですね。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
検知評価
検知タイプ全方向デュアルビジョンシステム全方向デュアルビジョンシステム全方向デュアルビジョンシステム
前方0.5〜18 m0.5〜18 m0.5〜20 m
後方0.5~18 m0.5~18 m0.5〜16 m
側方0.5~30 m0.5〜12 m0.5~25 m
上方0.5~18 m0.5〜15 m0.2~10 m
下方0.3~14 m0.3〜12 m0.3~18 m
テーマ比較表




安全面を比較してDJIドローンを決めるなら|DJI Air 3 か DJI Mavic 3 Pro

初心者~セミプロ|安定して綺麗な写真をとりたい人

特におすすめな人 とりあえず使ってみて最終的に副業や本業に活かしたいなと思う方


セミプロ~プロ|幅広いニーズへ対応したり、空撮の表現方法をこだわりたい人

特におすすめな人 すでにカメラの知識が詳しく、空撮映像にも個性を出して他の映像と差別化したい方


比較項目③ カメラ性能|綺麗な映像をとりたい

DJIのそれぞれの機体のカメラ性能を比較すると、はっきりと用途が分かります。


プロ仕様

DJI Mavic 3 Pro|ブランディング等の映像を頻繁に撮影し、映像に個性を出したいという方向け


アマチュア~セミプロ仕様

DJI Air 3|趣味から将来的に副業やビジネスで利用したい方

DJI Mini 4 Pro|趣味や低空で撮影で利用したい方

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
カメラ評価
おすすめアマ~セミプロアマ~セミプロセミプロ~プロ
望遠距離1~3倍なし1~7倍
空撮美高画質スマホ並み高画質スマホ並みプロ用デジカメ
演出セミプロまでしにくいプロ並み
小回り12 m/s10.7 m/s12 m/s
Amazon(最安値)DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
楽天市場DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro

カメラ性能の比較基準

空から写真や動画を撮影した際に、綺麗に映像を残したいですよね。

本項目はカメラと同様の項目に加えて、ドローンならではの演出で考えます。

・遠くのものを撮影したい |光学ズーム・デジタルズーム

・空撮を綺麗に撮影したい |イメージセンサー・ズーム機能FOV・絞り・シャッタースピード・ISO感度

・動きの演出       |ズーム機能・水平・上昇速度


もちろんこれ以外も関係してきますが、分かりやすい点で比較をしていきます。

カメラ性能比較の判断指標

遠くのものを撮影できる機種|ズーム機能

空撮での利用の場合、デジタルズームよりも光学ズームが重要です。

理由としてデジタルズームは拡大するたびに画質が悪くなるからです。

ズームの倍率範囲が広い場合、ドローンの位置を固定したまま寄ることができるので、映像の幅がグンと広がりますね。

例えば30m先の物体を撮影するときに、

光学ズームを使った『DJI Air 3』と同じ映像を、『DJI Mini 4 Pro』で撮影するのであれば20m前進する必要があります。

ズームが出来ない場合、その分本体を動かさなければならないので、安定した映像を撮影するのが難しいという事です。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
ズーム評価
光学ズーム1~3倍1倍1~7倍
デジタルズーム1~9倍1~3倍1~28倍
テーマ比較表

豆知識|光学ズームの〇〇倍という表現について

よく間違える方がいらっしゃるのですが、「20mの距離からズーム2倍でとったら、10mの距離で見える」というのは厳密に言うと間違いです。

正しくは「レンズから計算して〇〇倍」となります。肉眼は50mmレンズ相当と言われており、DJIのドローン搭載の広角レンズと比較するときは人間の目は望遠がかかっています。

参考として肉眼で30m先の対象物を見ている場合、それぞれの機種では以下のように見えます。

 DJI Air 3 約62.5m~約21.4m

 DJI Mini 4Pro 約62.5m

※広角レンズは引いて見えるので、距離が遠く感じます。

綺麗な空撮映像を撮影したい|レンズ+センサー性能

『DJI Mavic 3 Pro』と『DJI Air 3/DJI Mini 4Pro』の性能が大きく分かれる点です。

どれも高性能ですが、イメージは

 DJI Mavic 3 Pro→プロ用のデジカメ(プロ仕様)

 DJI Air 3/DJI Mini 4Pro→超高画質のスマホ(アマチュア~セミプロ仕様)

ぐらいのレベルの違いがあります。

この2つに分かれるのは、用途が完全に異なることからですので、

比較表の下にどのような場合に力を発揮するかを記載したので参考にしてください。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
ズーム評価
カメラ評価
イメージセンサー1/1.3インチ CMOS
有効画素数:48 MP
1/1.3インチ CMOS
有効画素数:48 MP
4/3型CMOS
有効画素数:20 MP
FOV82°82.1°84°
絞りf/1.7f/1.7f/2.8〜f/11
シャッタースピード1/16000〜2秒1/16000〜2秒8~1/8000
最大動画ビットレート150 Mbps150 Mbps200 Mbps
テーマ比較表

DJI Air 3/DJI Mini 4Proのおすすめ撮影シーン

日中の光度が取れるときの空撮や、動く物体に追従しながら撮影するときなどがおすすめです。

  1. 高解像度の静止画撮影: 48MPの高画素数は、風景や都市景観など、細部まで鮮明に捉えたい広範囲の撮影に最適です。
  2. 明るい環境での撮影: f/1.7の明るい絞り値により、日中の屋外や明るい室内でクリアな映像を撮影できます。
  3. 高速撮影: 最高シャッタースピード1/16000秒は、スポーツイベントや野生動物など、高速で動く被写体の撮影に適しています。

DJI Mavic 3 Proのおすすめ撮影シーン

ライトにきれいな空撮を取るときから高品質の映像制作を納品するときの空撮など、幅広く使えます。

  1. 高品質の映像制作: 4/3型センサーは、低光量環境下での性能が優れており、夕暮れ時や夜景の撮影に適しています。また、200 Mbpsの高ビットレートにより、後処理での編集の余地が広がります。
  2. 映画的な映像作り: 広い絞り範囲(f/2.8〜f/11)は、深い被写界深度の演出や背景ぼけを活用した映画的な映像制作に役立ちます。
  3. 多様な光環境での撮影: シャッタースピードの幅広い設定は、明るい日中から低光量のシーンまで、多様な撮影条件に柔軟に対応します。

動きの演出 

アマチュア~セミプロ用であれば『DJI Air 3』

プロ用であれば『DJI Mavic 3 Pro』が演出しやすいですね。

DJI Air 3DJI Mini 4 ProDJI Mavic 3 Pro
DJI-Air3DJI MINI 4 ProDJI Mavic 3 Pro
演出評価
最大上昇速度10 m/s5 m/s8 m/s
水平方向最高速度21 m/s16 m/s21 m/s
光学ズーム1~3倍1倍1~7倍
テーマ比較表

地上のカメラと違い、ドローンは3Dに動くことができるので、

速度早い方が疾走感や躍動感が出しやすいですよね。

光学ズームがない場合その分前進しなければなりませんし、ズームを変化させながら動作する演出は光学ズームを持っていないとできない技ですね。

ではこれらの比較項目を踏まえて、どのドローンがどういう人におすすめのドローンかを解説します。

DJIドローン|機種ごとにおすすめの人を紹介

DJI Air 3 初心者~セミプロ|安定して綺麗な写真をとりたい人

特におすすめな人 とりあえず使ってみて最終的に副業や本業に活かしたいなと思う方

初心者~セミプロレベルで「空撮機体で何を選べば」と悩まれているなら、DJI Air3がおすすめです。

DJI Mini 4Proと性能を比較すると、重量とサイズ以外のほぼ全てのスペックはDJI Air3の方が上です。

500mlペット1本分の重さの差で、DJI Mini 4Pro が全スペック格上にできて操作の安定性が高まり、光学ズームなどが使えるようになります。


DJI Mini 4 Pro 初心者|手持ちで持ち運びする機会が多く、主に低空で空撮する人

特におすすめな人 気軽に海外旅行で撮影したり、TikTokやyoutubeショートなどに趣味で流したい方


DJI Mini 4Proは249gで海外で許可不要という最大のメリットがあります。

また機体が小さく、ホバリング性能はどの機種よりも高いので、かなり取り回しがしやすい機体です。

近距離で対象物を撮影したいという方向けや、気軽にサクッと撮影したい方におすすめめします。


DJI Mavic 3 Pro セミプロ~プロ|幅広いニーズへ対応したり、空撮の表現方法をこだわりたい人

特におすすめな人 すでにカメラの知識が詳しく、空撮映像にも個性を出して他の映像と差別化したい方

光学レンズ7倍や、高品質なイメージセンサー、絞りの調整など他の機種と比較してもカメラ性能が圧倒的に高い機種です。

ドローン操作技術×カメラ知識で、もっとも映像の表現方法ができます。

空撮にも自分の個性を出したり、幅広い企業のニーズに応えたいというお仕事で使う方向けです。





ここからはさらに細かく見たい人向けに、公式サイトに記載された項目すべてを解説していきます。

DJIドローン比較表項目|全項目解説一覧

項目に意味、高い場合と低い場合どういうメリット・デメリットがあるか一覧で解説していきます。

DJIドローン比較項目説明|機体

重さ

ドローンが飛行する際の総重量。これにはバッテリー、プロペラ、microSDカードなどが含まれます。

  • 重い場合: より強力な推進力が必要になり、一般的にはより大きなサイズやより強力なバッテリーを持つドローンで見られます。重いドローンは風に強く、安定性が高い傾向がありますが、運搬が不便になる可能性があります。
  • 軽い場合: 携帯性が向上し、249g未満のドローンの場合、日本を除く多くの国や地域での飛行に関する法的制約が少ない。しかし、風に弱い可能性があり、飛行の安定性が低下することもあります。


サイズ

ドローンの物理的な寸法。折りたたみ時と展開時のサイズが提供されることが多く、使用時と携帯時の両方での利便性を考慮しています。

  • 小さい場合: 携帯性に優れ、旅行や移動時に便利です。折りたたみデザインは、ドローンをコンパクトにして持ち運びやすくしています。
  • 大きい場合: 一般に、より高い飛行の安定性や、より大きなカメラやセンサーを搭載する能力を持つことが多いです。しかし、携帯性が低下し、運搬が不便になる可能性があります。


最大上昇速度

ドローンが1秒間に上昇できる最大の速さ。

  • 高い場合: 高速で高度を得ることができる。短時間で目的の高度に到達できるため、迅速な高度変更が必要な撮影に有利。
  • 低い場合: 高い方が好ましい。


最大下降速度

ドローンが1秒間に下降できる最大の速さ。

  • 高い場合: 高速で地面に近づける。迅速な高度変更が必要な撮影に有利。着陸時の時間短縮に役立つ。
  • 低い場合: 高い方が好ましいが、制御が難しくなる可能性があるため、安全性の観点から適度な速度が選ばれることが多い。


水平方向の最大飛行速度

無風時、海抜ゼロ地点でドローンが水平方向に移動できる最大速度。

  • 高い場合: 水平方向の演出や撮影で有利。また追従撮影など、高速で移動する対象を撮影する際に有利。
  • 低い場合: 高い方が好ましいが、操作の難易度が上がることや、バッテリーの消費が早くなるデメリットもある。


運用限界高度(海抜)

ドローンが安全に飛行できる最大の高度。

  • 高い場合: 高山や高層建築物の撮影に有利。広範囲の景観を撮影する際にもメリットがある。
  • 低い場合: 高い方が好ましい。


最大飛行時間

バッテリー1回の充電でドローンが飛行できる最大時間。

  • 高い場合: 長時間の撮影や探索が可能。頻繁なバッテリー交換の手間を省ける。
  • 低い場合: 高い方が好ましい。


最大航続距離

バッテリー1回の充電でドローンが飛行できる最大距離。

  • 高い場合: 広範囲の探索や撮影が可能。遠隔地の調査にも適している。
  • 低い場合: 高い方が好ましい。


最大風圧抵抗

ドローンが安定して飛行できる最大の風速。建築的な概念では、地上よりも150m高い場所は、風速が3倍になるという事です。

  • 高い場合: 強風下でも飛行が可能。安定した撮影や飛行が期待できる。
  • 低い場合: 高い方が好ましいが、機体設計上の制約や安全性を考慮して設定されることが多い。


最大傾斜角度

ドローンが傾けることができる最大の角度。

  • 高い場合: 敏捷性が高まり、機動性のある飛行が可能になる。急な回避動作や複雑な飛行パターンの実行に有利
  • 低い場合: 高い方が好ましいが、操縦の難易度が上がる可能性がある。


動作環境温度

ドローンが安全に操作できる気温範囲。

  • 高い場合: 幅広い気候条件下での使用が可能。寒冷地や熱帯地域での飛行に対応。
  • 低い場合: 広い範囲が望ましい。特定の環境下でしか使用できない場合、そのドローンの利用可能性が限られることになる。


全球測位衛星システム (GNSS)

ドローンの位置を正確に測定するために使用される衛星測位システム。

  • 多い場合: 位置情報の精度が向上し、より正確な飛行と安定したホバリングが可能になる。特に、複雑な環境下や精密な地図作成が必要な場合に有利。
  • 少ない場合: 使えるシステムが多い方が好ましい。


ホバリング精度範囲

ドローンが特定の位置に静止する際の、上下左右の動きの範囲。

  • 狭い場合: ドローンが指定された位置により正確に静止できる。安定した撮影や精密な位置合わせに有利。
  • 広い場合: 狭い範囲が望ましい。精度の高いホバリングは、撮影や特定の作業での利便性を向上させる。


内部ストレージ

ドローン本体に内蔵されているデータ保存用の記憶容量。

  • 大きい場合: 大量の写真や動画をドローン内で直接保存できる。外部ストレージを追加する手間や、データ転送の必要性を減らすことができる。
  • 小さい場合: 大きい容量が望ましい。データの保存に制限が少なく、より長時間の撮影が可能になる。


DJIドローン比較項目説明|カメラ

イメージセンサー

カメラが光を電子信号に変換するためのセンサー。サイズが大きいほど、より多くの光を捉えられる。

  • 大きい場合: より多くの光を捉えることができ、画質が向上。低光量でもクリアな写真や動画が撮影できる。
  • 小さい場合: コンパクトな設計が可能になるが、画質の面では大きいセンサーに劣る。
  • レベル感: 4/3型CMOSのHasselbladカメラはプロフェッショナルな撮影に適しており、広範囲の状況で高画質な撮影が可能。1/1.3インチCMOSは高品質なアマチュア〜セミプロレベル、1/2インチCMOSは基本的なアマチュア撮影に適している。


レンズ

  • FOV(Field of View): 視野角。広ければ広い範囲を捉えられる。
  • 焦点距離: 被写体とカメラとの距離。数値が小さいほど広角で、大きいほど望遠。
  • 絞り(f値): レンズがどれだけの光を通すか。小さいほど多くの光を通し、背景ぼけが大きくなる。
  • フォーカス範囲: シャープに撮影できる距離の範囲。


FOV (Field of View) – 視野角

FOVは、カメラが一度に捉えられるシーンの広さを表します。

FOVが広いレンズ(例えば、82°)は、より広い範囲の風景を撮影できるため、風景撮影や建築物の撮影に適しています。

逆に、FOVが狭いレンズ(例えば、15°)は、被写体に対して「ズームイン」したような効果があり、遠くの被写体を大きく捉えたい場合に適しています。狭いFOVは、特定の被写体を強調して撮影したい場合や野生動物の撮影などに利用されます。

焦点距離

焦点距離はレンズの光学的特性を示し、通常ミリメートル(mm)で表されます。

焦点距離が短い(例:24mm)レンズは広角レンズと呼ばれ、広い範囲を撮影できますが、被写体は小さく映ります。

焦点距離が長い(例:166mm)レンズは望遠レンズと呼ばれ、狭い範囲を捉えますが、被写体を大きくクローズアップできます。焦点距離は、被写体との距離や撮影したいシーンの種類に応じて選択する必要があります。

絞り (f値)

絞り値(f値)はレンズの開口部の大きさを制御し、光の量を調節します。

f値が小さい(例:f/1.7)ほど開口部が大きくなり、より多くの光をセンサーに取り込むことができます。

これは暗い環境での撮影や、被写体の背後をぼかして際立たせたいポートレート撮影に適しています。f値が大きい(例:f/11)場合は開口部が狭くなり、光の量が減少しますが、深い被写体深度(前景から背景までがシャープに写る範囲)を得ることができ、景色撮影などに適しています。

フォーカス範囲

フォーカス範囲は、カメラがシャープに焦点を合わせられる距離の範囲を指します。

この範囲内にある被写体はクリアに撮影できます。フォーカス範囲が「1m〜∞」のレンズでは、1メートル先から無限遠の被写体までシャープに撮影できます。

ISO感度

センサーの光感度。高いほど低光量でも明るい写真が撮れるが、ノイズが増える可能性も。

  • 高い場合: 暗い場所での撮影に有利。ナイトモードでの撮影が強化される。
  • 低い場合: 明るい場所でクリアな写真が撮れる。高ISOは特に必要なし。


動画解像度/フレームレート

動画のクオリティと滑らかさ。4Kや5.1Kは非常に高い解像度。

  • 高い場合: 映画品質の撮影が可能。細部まで鮮明に捉えられる。
  • 低い場合: 一般的な使用に十分な品質。バッテリー消費を抑えられる。


シャッター速度

カメラが露光する時間。短いほど動きのあるシーンを凍結できる。

  • 高速: スポーツや野生動物など、高速で動く被写体の撮影に有利。
  • 低速: 長時間露光による光の軌跡や流れる水の撮影に有利。三脚使用を推奨。


最大静止画サイズ

静止画の解像度。高いほど詳細な写真が撮れる。

  • 大きい場合: 大判印刷や詳細な編集に適している。
  • 小さい場合:ウェブ表示やSNS共有には十分で、ファイルサイズが小さくなるため保存や共有が容易。


静止画モード

撮影モードのバリエーション。シングルショット、バーストショット、オート露出ブラケット (AEB)、タイマーなどがある。

  • 多様なモードがある場合: 様々な撮影状況に対応可能。動きのある被写体や露出を変えた撮影が容易に。
  • 限定的なモードの場合: 基本的な撮影ニーズには対応可能だが、特殊なシチュエーションでの柔軟性に欠ける。


写真フォーマット

写真の保存形式。

  • JPEG: 圧縮されたフォーマットで、ファイルサイズが小さくなり共有しやすい。
  • DNG (RAW): 未加工のデータで、編集時の柔軟性が高いが、ファイルサイズが大きくなる。
  • RAWが利用可能な場合: 編集時に高い柔軟性を得られる。プロフェッショナルな写真編集が可能。


動画解像度

動画のクオリティ。4K、5.1Kなど高解像度は非常に鮮明な映像が得られる。

  • 高解像度の場合: 映画のような高品質な映像を撮影可能。ディテールが豊かで、後の編集でクロップしても高画質を保つことができる。
  • 低解像度の場合: 基本的なウェブ用途や日常の記録には十分。ファイルサイズが小さく、扱いやすい。

動画フォーマット

MP4/MOV (MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265): 最も一般的な動画フォーマットで、互換性が高く多くのデバイスやプラットフォームで再生できます。

MOV (Apple ProRes 422 HQ): Apple ProResは、特に編集用に設計された高品質な動画コーデックです。大きなファイルサイズになりますが、編集時の画質損失が少なく、プロフェッショナルなビデオ制作に適しています。

最大動画ビットレート

ビットレートは動画の画質とファイルサイズを決定する要素。

ビットレートが高いほど、動画の詳細が保持されますが、それに比例してファイルサイズも大きくなります。

Hasselbladカメラの200 MbpsやApple ProResの数千Mbpsといった高ビットレートは、非常に高品質な動画を記録できますが、大量のストレージ容量を必要とします。

対応ファイルシステム

exFAT: 大容量のファイルに対応するファイルシステムで、SDカードや外部ドライブでよく使用されます。大きな動画ファイルを扱う場合に適しています。

カラーモード

ビット深度とカラーサンプリング: 8-bit 4:2:0から10-bit 4:2:2まで、ビット深度が高いほど、より多くの色情報を記録でき、グラデーションが滑らかになります。

カラーサンプリングが4:2:2の場合、色の再現性が高く、特にカラーグレーディングを重視するプロフェッショナルなポストプロダクションにおいて有利です。

デジタルズーム

デジタルズームの範囲: ズーム機能を使って、被写体を画面内で大きく表示できます。デジタルズームは画質の劣化を伴うことがあるため、使用する際は画質とのバランスを考慮する必要があります。

広角カメラの1〜3倍のズームは、日常的な使用に適していますが、望遠カメラの7〜28倍のズームは、遠くの被写体をクローズアップしたい場合に非常に有用です。

DJIドローン比較項目説明|ジンバル

ジンバルとはカメラの固定台のようなイメージです。操作可能範囲が広いジンバルは、撮影中にカメラの位置を柔軟に調整することができ、クリエイティブな撮影に有利です。一方、狭い操作可能範囲は、特定のシーンや安定した撮影には適していますが、動きの多いシーンを撮影する際には制限が生じる場合があります。

機械的可動範囲

物理的に動かせる最大の範囲を指します。

チルト(上下の傾き)、ロール(左右の傾き)、パン(左右の回転)の3軸があります。

操作可能範囲

リモートコントローラーやアプリを使用して操作できる範囲を指します。

実際に撮影中にカメラを動かせる範囲です。mini 4 Proのみ、ロール軸の操作が制限されています。

DJIドローン比較項目説明|検知機能

ドローンの検知システムは、誤動作による衝突などを避けるなど、ドローンが安全に飛行できるようなシステムです。特に木々が生い茂る森や、人口の多い地域など障害物が多い環境での使用に役立ちます。

検知タイプ

全方向デュアルビジョンシステム: 前後左右、上下すべての方向からの障害物を検知できるシステムです。赤外線センサーは、特に下方の障害物を感知する際に補助的に機能します。

測定範囲と検知範囲

どちらもより広いほど遠くの障害物を検知し、ドローンによる安全な回避動作が可能になります。

  • 測定範囲: ドローンが障害物を正確に測定できる距離。この範囲内の障害物はドローンによって正確に認識されます。
  • 検知範囲: ドローンが障害物の存在を感知できる最大距離。


有効検知速度

ドローンの飛行速度において障害物検知が有効な範囲。

速度がこの範囲内であれば、ドローンは障害物を正確に検知し、回避動作を取ることができます。


DJIドローン比較項目説明|伝送機能

ドローンが撮影した映像や写真をリアルタイムで地上のコントローラーやスマートデバイスに送信する技術のこと。

このシステムを通じて、操縦者はドローンのカメラで何が撮影されているかを即座に確認でき、撮影や飛行の調整を行うことができます。

映像伝送システム

ドローンからコントローラーやスマートデバイスにリアルタイムで映像を送信するシステム。

  • O4/O3+: これは伝送技術のバージョンを示し、数字が大きいほど新しい技術。新しい技術は、一般的に安定性が高く、高品質の映像伝送が可能です。


ライブビュー品質

リアルタイムで伝送される映像の解像度とフレームレート。

  • 高い場合: 例えば1080p/60fpsは、非常にクリアで滑らかな映像をリアルタイムで視聴できることを意味します。撮影のプレビューやフレーミングが容易になります。
  • 低い場合: 解像度やフレームレートが低いと映像のクリアさや滑らかさが低下しますが、長距離伝送や弱い信号の状況での安定性向上に役立つ場合があります。


動作周波数

映像伝送に使用される電波の周波数範囲。

  • 広い範囲の場合: 複数の周波数帯を利用できるため、電波干渉が発生した場合に最適な帯域に切り替えて、伝送の安定性を保つことが可能です。
  • 狭い範囲の場合: 利用できる周波数帯が限られるため、選択肢が少なく、電波干渉の影響を受けやすくなります。


伝送電力(EIRP)

伝送信号の電力。高いほど強い信号を送ることができます。

  • 高い場合: 伝送距離が長くなり、電波干渉に強い信号を送ることができますが、電波法規制の影響を受けることがあります。
  • 低い場合: 電波干渉や障害物による影響を受けやすくなりますが、法規制に適合しやすくなる。


最大伝送距離

障害物のない理想的な状況下でのドローンからコントローラーまでの最大伝送距離。

  • 長い場合: 広い範囲での飛行が可能になり、特に広大なエリアでの撮影や探索に有利です。
  • 短い場合: より近距離での操作が求められ、都市部や障害物の多い環境では特に影響を受けます。


最大ダウンロード速度

コントローラーやスマートデバイスに映像やデータをダウンロードする際の最大速度。

  • 高速な場合: 大容量のデータや高解像度の映像も迅速に転送でき、効率的な後処理やリアルタイムでの高品質映像視聴が可能になります。特に、大量のデータを素早くバックアップしたい場合や、高解像度の映像をリアルタイムで確認しながら撮影を行いたい場合に便利です。
  • 低速な場合: データや映像の転送に時間がかかり、撮影の効率が低下する可能性があります。特に、リアルタイムでの映像確認が重要な撮影では、映像の遅れや画質の低下が影響を及ぼすことがあります。


最低遅延

映像伝送の際の遅延時間の最小値。遅延が少ないほど、ドローンのカメラから送信される映像がリアルタイムに近い状態で表示されます。

  • 短い場合: 操縦者はより正確でタイムリーな反応が可能になり、特に高速で動く被写体を撮影する場合や狭いスペースを飛行する際に有利です。遅延が少ないと、より直感的にドローンを操縦できます。
  • 長い場合: 映像の遅れが発生し、リアルタイムでの撮影や飛行操作が難しくなる可能性があります。特に、精密な操作が求められる撮影や、障害物を避けながらの飛行では、操縦の精度が低下します。

アンテナ

映像伝送システムにおける信号の送受信を行う部分。アンテナの数やタイプ(2T4Rなど)は、信号の強度や安定性に影響を及ぼします。

  • 多い場合/高性能な場合: 信号のカバレッジが広がり、伝送の安定性が向上します。多様な環境下でも信号の品質を保ちやすくなり、飛行や撮影の際に信頼性が高まります。
  • 少ない場合/低性能な場合: 信号のカバレッジや安定性が低下する可能性があり、特に電波干渉が強い場所や障害物が多い環境では、映像の品質が低下したり、伝送距離が短くなったりするリスクがあります。



DJIドローン比較項目説明|バッテリー

ドローンに動力を供給するための再充電可能な電源です。主にリチウムイオン(Li-ion)やリチウムポリマー(LiPo)などのタイプがあり、軽量で高エネルギー密度が特徴です。容量が大きいほど一回の充電で長時間飛行できます。

容量(mAh)

ミリアンペア時(mAh)で表される、バッテリーが持つエネルギーの量。

  • 高い場合: バッテリーが長持ちし、より長い飛行時間を提供します。長時間の撮影や探索任務に適しています。
  • 低い場合: 飛行時間が短くなり、頻繁にバッテリーの交換や充電が必要になります。


重量(g)

バッテリーの重さ。

  • 重い場合: ドローンの全体的な重量が増加し、飛行性能に影響を与える可能性がありますが、通常は容量が大きいため飛行時間が延びます。
  • 軽い場合: ドローンが軽くなり、操縦性や加速性が向上しますが、飛行時間は短くなる可能性があります。


公称電圧(V)

バッテリーが正常に動作するための標準的な電圧。

  • 高い場合: ドローンにより多くのパワーを供給できますが、システムに合わせた設計が必要です。
  • 低い場合: 一般的に小型または軽量のドローンに使用され、システムの電力要求が低い場合に適しています。


最大充電電圧(V)

バッテリーを安全に充電できる最大電圧。

  • 高い場合: より高速にバッテリーを充電できる可能性があります。
  • 低い場合: 充電に時間がかかる可能性がありますが、バッテリーの安全性を確保するために必要です。


種類

  • Li-ion: 現在最も一般的に使用されるリチウムイオンバッテリー。高エネルギー密度と長い寿命が特徴です。


電力量(Wh)

ワット時(Wh)で表される、バッテリーが持つ総エネルギー量。

  • 高い場合: より長時間の飛行が可能ですが、バッテリー自体の重量やサイズが大きくなることがあります。
  • 低い場合: 軽量でコンパクトなバッテリーですが、飛行時間が短くなります。


充電温度範囲(℃)

バッテリーを安全に充電できる温度範囲。

  • 広い場合: 様々な環境条件下でもバッテリーを充電できます。
  • 狭い場合: 特定の温度条件下でのみ充電が可能で、使用環境が限られます。


充電時間

バッテリーを完全に充電するのに必要な時間

  • 短い場合: 短時間でバッテリーを再び使用できるため、連続して飛行する際に便利です。
  • 長い場合: 飛行間のダウンタイムが長くなりますが、バッテリーの寿命に優しいゆっくりとした充電が行われる場合もあります。




DJIドローン比較項目説明|送信機

ドローンと操縦者の間でコントロール信号と映像データを伝送するデバイスです。操縦者が送信機を使ってドローンを飛行させ、カメラなどの機能を操作します。

最大動作時間

送信機がフル充電から放電に至るまでの最長使用時間。

  • 長い場合: 長時間の飛行や、一日中の撮影活動に適しています。頻繁に充電する必要がなく、使用者にとって便利です。
  • 短い場合: 飛行や撮影のセッションの間に充電が必要になることがあり、使い勝手に影響を与える可能性があります。


対応モバイル端末 最大サイズ

送信機に取り付けられるモバイル端末の最大サイズ。

  • 意味:
  • 大きい場合: 大きなスマートフォンやタブレットも装着可能で、画面が大きいほど飛行中の映像が見やすくなります。
  • 小さい場合: 特定のサイズ以下のデバイスのみが使用可能で、デバイス選択の自由度が低下します。


動作環境温度

送信機が正常に機能する環境温度の範囲。

  • 広い範囲の場合: 様々な気候条件下で安定して使用できます。
  • 狭い範囲の場合: 極端な寒暖の環境では性能が低下する可能性があります。


伝送電力(EIRP)

送信機から送出される信号の最大電力。dBmで表され、数値が高いほど強い信号を送ることができます。

  • 高い場合: より遠距離まで強力に信号を送ることができ、飛行範囲が広がります。しかし、地域によっては規制によって制限される場合があります。
  • 低い場合: 電波の到達距離が短くなりますが、規制の影響を受けにくくなります。